ノルウェイの森を読んで妻と感想をシェアしました。
読んでない人にとっては全く意味不明ですが書きます。
私は最後のシーンが好きです。あの場面で主人公がレイコさんと寝たのは、物語の中で一番素敵な理由(直感)だと思いました。
『素敵な理由ってどんな感じ?』と妻にメールで聞かれたのでこんな感じで返信。
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直子の服を着たレイコさんが、ワタナベ君を通じて、外の世界へ出る。
レイコさんは直子を連れてきているんだよ。
直子の、生きようとした願い。
ワタナベ君の、直子を外に連れ出して暮らしたかった願い。
レイコさんの、二人が幸せに結ばれて欲しいという願い。
それらは叶わなかったけども、直子の生を、二人の関係を、
見届け抜いたレイコさんだから、ワタナベ君とそうしたいと望んだ。そして彼も。
直子へのレクイエムを終えた後で、
濡れなくてセックスできないことが、外の世界と繋がれないことを意味したまま、
それが死を選択した理由の象徴となった直子のためにも、
3人のためにも、セックスがしたかったんだよ。
これを文章では上手く説明できないし、しない方がいい。
直感的に、あの短い会話の中で、ワタナベ君とレイコさんが通じ合ったことを示せればいい。
このラストは、素敵だと思うよ。
その後の1ページだ。もやもやするのは。
緑へのあの語りも安っぽいしね。
愛するってのは、そうじゃない。それは求めているに過ぎないんだよ。
直子から緑へ。それが再生の転換ではないということがここでリアルに示されたのは、良いことだなって、少し時間が経ってから思い直したよ。だから、この終わり方で良かったのだろうね。
再生の転換は、緑じゃない。レイコさんにあった。それがいいんだ。
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小説も読んでて楽しいですが、
シェアしてコミュニケーションするのはもっと有意義で楽しいです。